こんにちはかんぱぱです。
ここ数年温暖化による猛暑で海水浴や川遊びにいかれる方が多いとも思います。
それとともに水難事故も多く、毎年亡くなられる方が出るのはニュースなどを見ていても非常に心が痛いです。警察庁の発表では令和4年の水難事故による死者・行方不明者は727人となっており、非常に多い事がわかります。
海育ちで、子供もいる僕としてはこの状況はとても悲しく他人事ではありません。
そこで今回は水難事故防止の強い願いも込めて記事を書いてみたいと思います。
足の届かない場所での水遊びは命がけのチャレンジ
なんてタイトルよw
でも、実際そうだと思います。
僕は海育ちです。泳ぎはそんなに得意ではないものの、平泳ぎで浮いていることは可能なレベルです。
子供のころ近所の漁港でよく泳いだものですが、漁港なので当然足の届かない深さでした。
僕は怖がりなので岸から離れてみたり流れのある場所に行ったりなどはしませんでしたが、それでよかったと今は思っています。
というのも、足のつかない水深の場所では命をつないでいるのは自分の体の機能のみです。
「まぁ泳げるから」なんて思う人も多いと思います。
しかし、もしここで足がつったり、意識を失うなど突発的な事が起こった場合どうなってしまうでしょうか?
また、海岸では【離岸流】という沖に早く強い流れが起きる現象があり、川にも同様の現象が起きる事がある様です。
このように、水辺は急な深さの変化や我々のまだまだ知らない現象が山のようにあるのです。
ですので僕個人の感覚としては、足の届かない水深での水遊びは深い谷にかかった1本のロープの上をメンテナンスされていない一本の手すりにつかまって渡っていく行為に似ているなとふと思いました。
体の機能(手すりを掴む、ロープの上にしっかり乗る)がうまくいかなかったときに間違いなく命を落としてしまうという事です。怖くないですか?
にしても、、例えがイマイチw
溺れてる事に他の人は気づかない
意外かもしれませんが、溺れている人は大きなリアクションはしません。
というかできないようです。
漫画「スパイファミリー」でも子供がプールで溺れるシーンがありました。あれと同じで「あっ!」と思った瞬間にはもう水中にいてアピールする余裕なんてないのです。
実は、僕も海水浴場で溺れている子供を助けたことがあります。
その子は小学生で、その子の身長の高さくらいの水深の場所で溺れていました。
しかも僕の1mくらい目の前での出来事です。
始めは、目の前でその子は妹(?)と2人で遊んでいたのですが、しばらくして男の子の方が水に沈んだまま上がってこなくなりました。
凄く静かなもんです。まさに「静寂」。
最初は「潜る遊びかな?」なんて思ってたのですが・・・
そのうち水中からジャンプして必死な顔と手をバタつかせるしぐさをするようになりましたが、それでも「ふざけているのかな?」と思って見ていました。
しかし、だんだんその子の妹が不安げな表情になってきたのを見て「まさかおぼれている!?」と思い、水中から引き上げました。
男の子は「ゲホッ!ゲホ!オエッ」とえづいていて、この時初めて溺れていたんだと確信しました。
海底に足がつきジャンプしてアピールできてもこんな状況です。足の届かない場所なんて溺れたら絶対気づきません。
その子の親御さんやその仲間も20mくらい先の岸にいた状況でしたが、誰一人気付いていませんでした。監視員がいない海水浴場にもかかわらず、子供の様子を気にしていない親御さんに正直腹立たしさを感じたことを覚えています。
【川】はまさにあの世とこの世の橋渡し
僕は川は本当に危険だと感じますし、恐怖を感じる場所です。
その理由は体が浮かない!とにかく浮かない!
前述したように、僕は海育ちで海でしか泳いだことがありませんでした。
その後県外へ引っ越し、【湖】で初めて泳ぐ機会がありました。
いつもの海の感覚で飛び込んでビックリ!全然浮かないんです!!焦りましたねぇ~あれはw
海は塩分があるので、あおむけで手足を広げて動かせばある程度浮いていられます。
しかし湖ではそれだけではダメで「浮き上がろう!」とする泳ぎや動きが必須となります。
また、海の場合は波があるので少し沖に行くと恐怖心が湧いてきます。そこで自制心が働き無茶はしないです。
これが川では、浮かない事に加えて流れや深さの急変など不規則な要素が多くさらに危険度が増します。僕はいまだに【川で泳ぐ】という行為は怖くてしていません。したくないですw
ライフジャケットは必須アイテム!
先ほどの、海での救助経験の話からも分かるように、「おぼれてたら助ければいいや」という考えは通用しません。
いつおぼれてるかも分からないんですから。
そこで、僕が水難事故防止に強くお勧めするのは【ライフジャケット】です。
ライフジャケットは子供はもちろん、大人も必ず着用してくださいね!
というのも、水難事故では助けに向かった大人が多く亡くなっています。
なんの装備も無い状態では、おぼれて必死な【藁をもつかむ状態】の人を助けることは困難です。
自分もみんなも助かる為に着けましょう!
ちなみに僕は【ウェイクボード】経験があるので着用が習慣付いています。ウェイクボードのライフジャケットというのは一般的なものと違い、激しい動きに対応できるように【薄手】【浮力】【耐久性】がバランスよく高機能です。体にフィットして邪魔にもなりません。さすがスポーツ用!
そしてなによりオシャレ!大人には特にお勧めです!ちょっとお高いですが絶対おすすめ!
ONEILL(オニール)やJOBE(ジョベ)、JEPILOT(ジェットパイロット)あたりだと比較的手ごろな印象です。
ライフジャケットのメリット
さて、ライフジャケットのメリットは下記の通り
- 浮く、疲労軽減
- 浮き輪がいらない
- 保温効果
順にみていきます。
メリット① 浮く、疲労軽減
当然ですが、ライフジャケットを着ていると無条件で水に浮きますw
この安心感がすごくて、川遊びや海水浴を存分に楽しめます。
また、体力の落ちてきた大人は泳ぐことよりも水に浸かる目的の方が多いと思います。ライフジャケットを着ていると浮くための体力がいらないので疲労軽減にも貢献します。まぁ、結果遊びすぎちゃって疲れたりするんですけどw
メリット② 浮き輪がいらない
子供にはライフジャケット+浮き輪がさらに安心ですが、泳げる子供は浮き輪をしたがらなかったりします。残念ながらいくら泳げる子供でも、水難事故に合ってしまっています。そこでライフジャケットを装着させる事で浮き輪無しでも事故を防ぐことが出来ます。
浮き輪を持って行くことすら必要無ければ、準備もかなり楽になりますねw
メリット③ 保温効果
意外でしょw
ライフジャケットを付けていると直接胴体に風が当たらず、そのことにより体に密着した水が体温で暖まり冷えを防げます。これはライフジャケットの形状や素材にも大きく左右されるのですが、ウェイクボード用の様なネオプレーン素材(ウェットスーツ素材)で密着度の高いライフジャケットだと効果が高いです。
先日海に行ったとき、海から上がってライジャケ脱いだら寒くて、、、結局ずっと着てましたw
着てても邪魔にならないのがウェイク用のいいところ♪
ライフジャケットのデメリット
デメリットも存在します
- 物によっては動きにくい
- 水中に潜りにくい
- 乾くのに時間がかかる
- 突然の水遊びで使えない
見ていきましょうー
デメリット① 物によっては動きにくい
これは皆さんがイメージするしっかりしたゴツゴツしたいわゆる【救命胴衣】です。
スポーツや海水浴向けではなく、浮力もかなり強い分動きにくく感じるでしょう。ただし、値段が比較的安価ですので岸で遊ぶ程度のお子様だったり観光船やラフティングなどで使う用途であればうってつけだと思います。
デメリット② 水中に潜りにくい
これは仕方ないですね
浮くことで助かるので、、、
ただし、何度か紹介しているウェイクボード用のライフジャケットなどは救命胴衣ほど強めな浮力ではないので少し潜る分には問題ないですよ
デメリット③ 乾くのに時間がかかる
ライフジャケットが防水ではないので濡れるとやはり乾くのに時間がかかります。
小さく折りたたむことも出来ないので、利用後は大きめのビニール袋などが必要です。
特に、着心地の良いネオプレーン素材のタイプは水を吸うので脱水無しの影干しで2日くらいかかったりします。暑い日差しのもとでは数時間で乾く場合もありますが、紫外線で素材が痛むので長く使いたい方にはあまりお勧めしません。
デメリット④ 突然の水遊びで使えない
ライフジャケットはかさばるので、普段は持って歩くことが出来ず、出かけた先で急に川遊びや海水浴が始まった場合使用できません。車をお持ちの方は常に載せておくことができますが・・・
そんな場合は足首以上浸からない事や、保護者の監視を常に怠らないなど最新の注意が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
夏に欠かせない海水浴や水遊びですが、事故で悲しい思いをする方が少しでもいなくなると良いなと思い今回この記事を書かせていただきました。
自然を相手にした遊びでは自己防衛策は必須事項です。
いくつかライフジャケットのデメリットも挙げましたが、命が守られることを考えるとそうしたデメリットは全く大した問題ではないと思います。
高い製品に躊躇して着用をためらうのであれば下記のような安価な製品でもよいと思います。
また、ライフジャケットの装着とともに水に対する危険の意識を持つ事も大事です。
子供に水難事故のニュースを見せて話をしたり、子供だけで川遊びや海での遊びをしない事を何度も教え込むといいったことをぜひともお願いいたします。
まずは大人からライフジャケットを付ける習慣を示す事で、子供や周囲の大人たちにも安全意識を高めてもらう事が必要だと個人的には感じています。みんな着ければみんな死なない!
ご参考になれば幸いです。